アラン・ロベール
Alain Robert
(シャンパーニュ)


http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/drink/chateau/ch04072701.htm

 過去飲んだ90年のシャンパーニュを思い浮かべると、ピエール・ボードン、サロン、ローラン・ペリエ、パニエでしょうか?これらの蔵は、すべて良いヴィンテージ時だけに年号入りボトルは造らないのですが、その中においても飛び抜けて素晴らしかったように記憶しています。

今回、残念なことに「トラディション」は売り切れて手に入れることは、できませんでしたが、「レゼルヴ」がわずかながら入荷しました。すぐに飲まわれなくとも、セラーにしまっておく価値あるワインだと思います。



以下、「アラン・ロベール」の資料が届いています。ご紹介させて頂きます。


 アラン・ロベールは高品質志向グローワーの第一人者であり、優しさと上品なフィネスをたたえた長期熟成型ブラン・ド・ブランを、時の流れを無視するかのように悠然と造りつづける。17世紀からこの地でグローワーを続けるロベール家は妥協を排して断固として独自の道を進む。

 最上のランクにあるル・メニル産ヴィンテージの「トラディション」「レゼルヴ」は、それぞれ小樽(107リットルと225リットル)で発酵させ、セラー内で用いる栓には、もっとも望ましいトップが球状をした旧式コルクをあてがい、10年をはるかに超えて熟成させていた(ちなみに、トラディション1979の出荷は1999年である)。

 「メニル・セレクション」以下のアイテムでは、エナメル・コーティングしたタンクで発酵させるが、それでも10年近くビン熟させ、原則としてすべての製品がRDか、または酒質によってデゴルジュマン後2〜4年落ち着かせてから、出荷する。また、ブドウの樹齢はきわめて高く(トラディションで50年)、シャンパーニュの平均(15年)を大幅に上回る。アランいわく、「時間をかけて仕上げることは、なにも特別なことではない。この地方では誰もがやっていた。本物のシャンパーニュを造るためには、当然です。」

 残念ながら、アラン・ロベールは世界中で理解者に恵まれたわけではない。ロバート・パーカーは、むしろ例外的に早くから最上の位置づけを与えているというべきで、一般のワイン評論家があまり関心を示さないのは、アランが誇り高くてPR嫌いなためばかりではない。10年単位で仕事をする彼は、注文をうけてからおもむろにRD作業にとりかかり、しかもしばらく寝かせてから出荷するので、緊急の試飲の希望などには応じられなかったらしい。そのおかげでと言うべきか、アランには不本意かもしれないが、その稀有なシャンパーニュの愛好者は、ユニークに長期熟成させた高雅な品を、比較的割安に手に入れられるのである。

アランの祖父は1947年に、ル・メニル在住のグローワーの組合を創設したし、父君ルネは協同組合のユニオンを作ったり、協同組合CRVCを創設したというから、ロベール家には不屈のグローワー魂が燃えているのだろうか。そういえば、アランの細君の実家は、3代にわたってル・メニルのクロ・タラン(5.5ha)で醸造長を務めていたが、この畑こそ1972年にクリュグの所有に帰し、その一部がクロ・ドュ・メニルを名のるという因縁噺がある。 

かつてアランは、「シャンパーニュのロマネ=コンティ」たらんと志したとか。商才があれば、アランはシャンパーニュの歴史にもっと目立つ足跡を残せたかもしれない。が、これまで彼が黙々と造りつづけたセラーに長く眠る熟成中のシャンパーニュの真正な姿を今に伝える生ける歴史であり、ル・メニルの生んだ比類ないシャンパーニュとして、いつまでも信奉者から限りない愛顧を受けつづけるだろう。






ブラン ド ブラン レゼルヴ 1990(白・スパークリング)
BLANC DE BLANCS Reserve 1990

税込¥17800

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