兵どもも夢のあと
2007.12月の『ワイン会』後記
2007年12月15日(土)
クレマン・ド・ロアール/ カーブ ボナミ

うちでは、リーズナブルなスパークリングワインとして、定番のもの。グラスに注ぐとクリーミーな泡立ち。グラスには泡立ちが少ないのだが、飲むと爽やかな酸味と細かい泡を感じる。良いバランスが最後まで崩れず、2千円クラスのスパークリングとしては、やはり、レベルは高いです。
ヴァン・ド・ペイ メルロー 2004 / ドメーヌ・アスプ

入荷したばかりのワイン。抜栓も早めにして円味もでてきているのだが、しっかっりしたタンニン。メルローらしいインキーな香り。ほのかな樽香も感じ、バランスの良い厚みある味わいは、さすがアスプ!しかし、このクラスでもやはり、後2,3ヶ月して開けるのが理想かな。
IGTトスカーナ「ナンティア」1998 / バディア・ディ・モローナ

これは、素晴らしい!今、まさに飲み頃に入っているという感じ。サンジョベーゼ、メルロー、カベルネ・ソービニヨン種のブレンドワインなのだが、若い時以上に、一体となっています。単一ブドウで造られたワインと思うほど。若い時にはもっと青っぽい要素があったと思ったのだが、今は感じない。エレガントな酸と果実味が、口いっぱいに広がります。これは、ストックもたくさんあるので、年末・年始にかけて特売をしようと考えています。乞うご期待!!
クロ・ヴージョ”ミュジニー”2004 / グロ・フレーレ

フラージェ・エシェゾーのグランクリュ畑のもの。ミュジニーに限りなく近く、クロ・ヴージョの中でも好立地な所。まだ開けるべきワインではないのでしょうが、開けてしまいました!抜栓時は、タンニンとスパイス、酸が舌を締めつけるほど。すっぱいのですが、余韻の長い味わいで、甘い果実味がほんのわずかに余韻に残る。ワイン会時は、逆に甘い果実味が主体でアフターの長さはあまり感じません。気張りすぎて、8時間前に抜栓したのがいけなかったのだろうか?それでも落ち葉や白トリュフなどの複雑な味わいで、複数のブドウ品種からできていると思っている人もいるほどでした。熟成すれば凄いワインとなることを予想させられたワインでした。
シャトーヌフ・ド・パプ プレステージ1998 / シャトー カブリエール

樹齢120年のブドウの木よりでき、収穫量は、ロマネ・コンティの3分の1.。
シャトーヌフ・ド・パプでも一番標高の高い好立地な所のワイン。熟した赤系果実の凝縮した味わい。腐葉土やスパイスも感じる素晴らしいシャトーヌフ・ド・パプである。やっぱり、偉大なワインは、熟成させるべきですね。ここで、今年最後のワイン会での赤となるはずでしたが・・・。


ラベルが大きいので二枚に撮りました。同一ワインです。

インティスティエーティ リゼルバ1992 / カーゼ・バッセ

T氏からの差し入れ。「自分のイメージしてるブルネロとぜんぜん違う。」
という理由からです。このワインは、不作の為、ブルネロの名を冠していないもの(95年からのインティスティエーティとは、意味合いが違います。)ではあります。偶然、何年か前にウチでも扱っていましたが(リゼルバではないですが)、味わいは、もっと、ソフトな果実味でした。これは、リゼルバだからでしょうか?しっかりした酸が支配的です。カーゼ・バッセということで期待値が大きかったのかな?チョコレートやコーヒーの要素も感じられました。悪いワインではないですよ。Tさん。
ヴィン・サント 1998 / サン・ファビアーノ・カルチナイア

カルチナイアのオーナーがプライベート用に貯蔵していたものを昨年より市場にだした貴重なものです。干しブドウ(白ぶどうの)にカラメルの風味。しっかりした酸味もあり、まだまだ若い!甘さが凝縮しているので、今飲んでも美味しいのですが、長期熟成型です。風味は、まったく違いますが、ソーテルーヌやドイツのトロケンベーレンアウスレーゼなど偉大なワインに共通するものがあります。ヴィン・サントのなかでも、トップクラスのものでした。

総論

 今年最後のワイン会でした。雨も降り始め寒い日でしたが、皆さん集まってくれて、有難う御座いました。今回のワイン会も非常に興味深いものとなりました。熟成した今飲み頃のワインに出会うこともあれば、まだまだ若いワインに出会うこともあります。それは、単に年代から判断できるようなものではありません。今回のワイン会でも、さまさまな状態のワインがありました。それぞれのワインのポテンシャルを最大限引き出そうと努めていますが、その難しさを感じつつも、若くても秘めている何かを感じることができました。何かとは何でしょう?偉大なワインには、必ず存在するもので、これからの将来をきめるもので、方向性を示しているようでもあります。このワイン会は、ブラインドでサービスする場合が多いのですが、皆、五感を最大限に活用し、それらを探っていきます。今回も素晴らしい意見も多くありました。(あいにく、主催者が未熟でワインが発することをうまく伝えられない場合が多く申し訳ないのですが、)時に漠然としてワインの魅力は様々ですが、その存在を今回、はっきり確認することができました。