兵どもも夢のあと

2008.1月の『ワイン会』後記
2008年1月19日(土)
ブルゴーニュ ピノ・ノワール2005 / 吟奏の会

 「吟奏の会」ラベルのブルゴーニュの赤ワイン。皆さん、「ガメイっぽいね。」という意見でした。抜栓直後でしたのでそう感じたかもしれませんが、会が終わる頃には、ピノとはっきりわかるように成りました。端麗で透明感のある果実味が口のなかでつづく所がガメイ種との違いかな。日常用のピノ・ノワールとしては、最適ではないでしょうか?
ヴォーヌ・ロマネ 2003 / ミシェル・グロ

 第一印象、甘い!色もイメージしてたより濃い目です。端的に言って「のみやすい!」。2003年は、猛暑の影響の為か、凝縮した果実味です。今飲んでも楽しめます。香りにそれほどの複雑性は感じないのですが、今後の熟成で、複雑性が増すでしょう。それが、ブルゴーニュの魅力(不思議)です。「長期熟成には酸が少し足らないのでは?」と言った意見もありましたが、どうなるでしょうか?今後を期待して見守りたいです。2003年のヴォーヌ・ロマネは、最高のヴィンテージとの評価です。
エシェゾー 2005 / ジャック・カシュー(アラン・コルシアラベル)

 上のワインよりさらに甘い!でも、飲みやすくはありません。なぜなら、酸味、樽香も凄くて、溶け込んでいないのです。太くて、図太いという感じ。香りは、甘い華やかな香りの他に、うまく表現できないが、海草のような香りを感じます。只者じゃないぞ!これは!熟成に何年かかるのでしょうか?
ヴォーヌ・ロマネ レ・マルコンソール 1991 / ピエール・ブレ

 約17年の熟成をしたものです。グラスに注いだ直後、チャーミングともいえる若々しい香りがあるのです!!5分経つとなくなってしまいました。オレンジの色あい。程よい枯れ具合で、正直、落ち着く味わいです。少し湿った重なり合った落ち葉の上をお散歩しているようです。やはり、良い熟成させたワインは素晴らしいです。しみじみ・・・。

総論

 今回のテーマは、「ヴォーヌ・ロマネ」という限られた地域です。エシェゾーは、厳密には、フラジェ・エシェゾー村になるのでしょうが、両端の畑のものと全体的なものの飲み比べです。エシェゾーは、前回のワイン会でも飲んだクロ・ヴージョ的、マルコンソールは、ニュイ・サン・ジョルジュ的ともいえなくともないですが、「ヴォーヌ・ロマネ村の特徴は?」と聞かれても「わかりません」としか答えられません。飲んだら、飲む度、わかりません。「じゃ、なんで飲むの?他の場所でもいいでしょ。」だって?「それは、ダメです!」とは即答できます。なんてたって、この子達は、地球上で誰もが羨む限られた場所で生まれたエリート。すべての要素をバランスよく持ち、将来のスーパースターの資質を持ち合せているのです。誤解のないようにいいますが、スーパースターでも機械的に冷たいのではなく、暖かく、人間くさいのす。高貴で人間くさい。ちなみにこの村の出身者は、昭和天皇、吉田茂、美空ひばり、ジョン・レノン、チャップリン、ダイアナ元妃・・・などです。「勝つ馬は、最初から決まっている」といいますが、本当に勝ちそうだから、こわい!そう思わせるのがヴォーヌ・ロマネだと思いました。