兵どもも夢のあと
2008.3月の『ワイン会』後記
2008年3月15日(土)
  シャトー シャロン(白) 2004

グレープフルーツ、レモンなどの柑橘系の爽やかな香りと飲み口。このクラスのボルドーワインとしては、絶妙なバランスです。
VDPトスカーナ シャルドネ”イル・マッゾッコ” 1994 / アヴィニョネージ

今回、意外な味わいだったのが、このワインでした。若い時に比べ、格段に洗練しておりました。熟したパイナップル、蜜、ナッツのかおり、厚みある果実味と酸のハーモニー。熟成したイタリア白ワインの素晴らしさを再確認させられました。



シャトー モンペラ(赤) 2005

2005年の比較的若いワインですが、抜栓直後から豊かな果実味を楽しむことができます。厚みある味わいですが、柔らかいタンニンです。
VDPトスカーナ 1990 / プリニャーノ

6,7年前に蔵出しで、幾つかのヴィンテージが入荷したものの1つです。この他にたしか、79年、83年を扱いましたが、いまのこっているのは90年がわずかです。いまとなっては貴重なワインです。ヴィンテージが古いからというより、こうしたクラシックな造りをしている蔵が、少ないからです。
ラフォン・ロシェ 1955

これも、蔵出しのコンディションの良いものです。コルクにリコルクした年が刻印されていました。「1987年」とありました。色合いはレンガ色に近い色です。透明感ある色あいですが、53年経ったワインにしては、濃いほうではないでしょうか?それにしても味わいの若いこと!みんな80年代のワインと思っておりました。驚きと感動の1本でした。
総論

今の造りと昔の造りのちがいは、どこにあるのでしょうか?全体的には、今の方が確実にワインの質は向上しているハズです。しかし、今の造りのほうが、飲み頃を迎える年代は、早まっているような気がします。質が向上しているのに飲み頃が早いというのは、意図的にそういう造りをしている証拠です。確かに50年も経って、いったい何人の人が楽しむことができるでしょうか?造るほうの立場からも、何年も経ってから評価されるよりは、早い方が良いでしょう。(今は、情報が速く、評論家-メディア-ワイン価格が非常に密となっています。)80年代〜90年代のラフォン・ロシェを何本か試してみたことがことがありますが、今は、ワインが閉じてしまっていて、味わいが平坦に感じらてしまいます。(7年前のワイン会で、ラフォン・ロシェの90、85、82、75年の垂直試飲を行ったことがありますが不評でした。)しかし、その時期を乗り越えた時の素晴らしさは、感動に値します。まさにそれまで、熟成しつづけていたのでしょうね。今後、今の造りのものがどのように変化していくか見守っていきたいと思います。