兵どもも夢のあと
2008.5月の『ワイン会』後記
2008年5月17日(土)
ダルスハイマー・フーバッカー 2004 リースリング トロッケン /  ケラー

Yさん差し入れ。ドイツを代表する一流の造り手の所有する一番良い畑のもの。オレンジに近い黄色の果実を想わせる香りと芳醇な味わい。液体の粘度も高く、以前のドイツの辛口リースリングとはまったく違う印象。引き締まった酸味とミネラルが全体を覆い、非常にエレガンスのあるもでした。若いヴィンテージですが今飲んでも美味しいもの。グラスに注いでしばらくすると、リースリング種特有の石鹸香が出てきました。いい経験をさせて頂きました。
アルザス ゲヴェルツトラミネール キュヴェ・ヴァロンブール 2004 
/ ポール・ジャングランジェ

格的な順番では、こちらの方が先に飲むべきものですが、こちらも芳醇で辛口に仕立てたものですが甘く感じるほどなので、こちらを後にしました。杏仁豆腐やライチ、金木犀の華やかな特徴的な香り。この価格帯のゲベルツトラミナー種で、こんなに芳醇なものは少ないと想います。
シャトー・モンペラ 2001

Iさん差し入れ。前回、2005を飲んだので、比較の為にもちこんでくれました。特徴的には2005と同じですが、もっと凝縮感があるものでした。
シュペートブルグンダー トロッケン 1996 / ベルンハート・フーバー

これもIさん差し入れ。ドイツのシュペート・ブルグンダー(ピノ・ノワール)の名手のもの。抜栓直後より、醤油や紹興酒の香り、あまり状態の良いものではありませんでした。残念!まだ数本違うヴィンテージのものもあるそうなので、そのうちまた、もって来てもらえると思います。ねェ?


コート・ロティ 1979 / エミール・シャンペ

色も年相応のレンガ色。79年はあまり良くない年といわれています。もう少し、果実のボリュームがあればとは思いますが、やはり偉大なワインの風格というか、迫力がありました。30年近くの月日により、シルキーな舌ざわりでやさしい味わいとなっていますが、落ち葉や若干のスパイスの香りが複雑に絡みあっています。他の飲み物では、絶対に味わえない最高のひと時です。
ドーロン・ホーフベルガー リースリング アウスレーゼ 1990
/ ビショフリッヒ プリストルゼミナール

神学校所有の畑のもの。素晴らしい熟成をしておりました。というより、やっと飲み頃に入ったというような若々しさ、透明感がありました。爽やかなしっかりした酸味があり、さぞかし若い時には、酸味が支配的だったろうなと想像させられます。18年の熟成による蜂蜜香、ミネラルや機械油の香りと味わいが一体となっていました。やはり、リースリングって凄い!!

 今回は、持ち込み頂いたワインが3本と多く、こちらで出したワインが3本だけでしたので、1本当りにかける単価が高いワイン会と成りました。Y氏・I氏による気合の入った予告持込でした(キッチリ、会費は別途貰いました!)その為、組み立ては、前もってできていたのですが・・・。(I氏にそそのかされての)Y氏の持ち込みは、いつも恐ろしい?

Y氏のワインも、最後に出した90年のものも、文句のつけようもない完成度でしたが、まったく違った味わいでした。普通のドイツワインって後者のものようなイメージです。Y氏のワインは、気のせいかもしれませんが、「これは地球温暖化が影響してるんじゃないか!?」と思わせられるものでした。現にドイツは、90年に入ってから、大きなはずれ年というものがありません。1回の比較では何とも言えませんが、これが本当の話なら複雑な心境です。「う〜ん、温暖化も悪くない・・・」(お馬鹿な店長です。)